2016-02-16

【連載企画】第二回これが私のバイブル本!

こんにちは、グローバルマーケティング部の川添です。
連載企画「これが私のバイブル本!」の二回目は川添がご紹介いたします。

※バイブルとは、常に指針を求めて読み返すの本こと。または、座右の書を指します。

私が本を読む理由

読む本のジャンルはばらばらですが、小説でもビジネス書でも読んでいて気分がワクワクする系の本が多いです。
書店内を歩くのが好きで、ちょっと疲れ気味の時は天体写真集のコーナーに立ち寄って癒やされて元気になったりします。

バイブル本を紹介するにあったて、どうして本を読むんだろうと…理由なんて今まで考えたことありませんでしたが、考えてみると、読んでいて引き込まれる感じが好きだからかな?と思いました。
それから、自分が知らなかったきれいな日本語に出会えた時や、自分の中になかったポジティブな言葉に出会えた時、嬉しくなること。これも理由かなと思いました。

私のバイブル本はこちらです。

アルケミスト 夢を旅した少年

タイトル「アルケミスト 夢を旅した少年」

著者:パウロ・コエーリョ
翻訳:山川 綋矢、山川 亜希子
出版社:角川文庫

バイブル本との出会い

前職の上司が、私の退職時にこの本を贈ってくれたのが出会いでした。
しばらく読まずに本棚にしまっていたのですが、モレーン入社前、ちょっとした挫折を味わい、もう一度頑張りたいけど気力と体力を持ち続けることが結構大変で、でも頑張りたくて…という心境の時にこの本を初めて開きました。
自分に必要なタイミングに本を読み始めたこと、ここにも何かの縁を感じています。

ストーリー内容

この本は小説で、物語の冒頭で早くも主人公の少年は自分の未熟さ故に多くのものをなくしてしまうところからストーリーが展開します。
それが当時の自分と重なって、読んでいて辛くなっていきました。
その後、少年は色々な人と出逢い、その度に多くのことに気付き、察知し、夢を諦めず旅を続け最後は”それに"辿り着く…
そんなストーリーです。

ストーリー自体も劇的で素敵ですが、物語中に散りばめられている啓示的な言葉に、当時の私は励まされて、諭され、色々なことを 教えられた気がしました。
この本が今では私のバイブル本となっています。

本を開く時の心境によって、新しい気付きがそこにある

モレーン入社時、関西支社勤務が始まり、見知らぬ土地で仕事と新生活をスタートし、念願叶ってはりきっていたものの、何ヶ月かするとうまく行かないことも山のように出てくるし、自分が至らないという現実を嫌でも直視しなければならない。
そんな時にこの本を手に取って、ぱっとページを開くと少年がある男に言われたセリフがありました。

「こんな遠くまできたのに、あきらめてはならぬぞ。」

引用元:アルケミスト 夢を旅した少年 - 山川 綋矢、山川 亜希子 訳 より

「あぁ、そういうことか」と思いました。
その時は落ち込んでいたけど、この言葉で、本当は「もう一段自分を上へ、頑張りたい。」と思っている自分の本心に気付くことができました。

この本を開くたびに、その時の自分に必要な言葉に出会い、自分の本心に気付き、そして懐かしい場所に帰ったような気持ちになる。そんな一冊です。

最後に、こんな方におすすめです

これから新しい世界に飛び込もうとしている人や、何かに挑戦中の人におすすめです。
きっと、不安を払拭したり困難と堂々対峙したりする気力が湧いてくると思います。

川添

第一回これが私のバイブル本!はこちら
・第一回これが私のバイブル本!「自省録」ネットワークデザイン事業部高橋