2016-03-08

【連載企画】第三回これが私のバイブル本!

こんにちは、グローバルマーケティング部の松野です。
連載企画「これが私のバイブル本!」の三回目は松野が担当させていただきます。 2015年3月 に公開したブログ「僕の中で目覚めたもの」からちょうど1年ぶりの執筆です。

※バイブルとは、常に指針を求めて読み返すの本こと。または、座右の書を指します。

過去記事:これが私のバイブル本!はこちら
第一回これが私のバイブル本!「自省録」ネットワークデザイン事業部高橋
第二回これが私のバイブル本!「アルケミスト 夢を旅した少年」グローバルマーケティング部 川添

読書の目的は視野を広げること

毎週末はほとんど外に出て新鮮な空気を吸いアウトドアを堪能することが多いのですが、アウトドア好きな僕でも、忙しい日が続き、視野が狭くなっているなと自覚した時にバイブル本を読みます。
その時の気分に合った音楽を聴きながら、読書するのが自分のルーティンです。
読書をする目的は「自分とは違う価値観や考え方、人間の感情に触れ狭くなった視野を広げること」を目的として、読書の時間を大切にしています。

私のバイブル本はこちらです。

パイロットフィッシュ

タイトル「パイロットフィッシュ」

著者:大崎 善生
出版社:角川文庫

バイブル本との出会い

僕のバイブル本は、大学時代に友人に紹介してもらいました。
当時の私は地元の山梨県を離れ、異国の地イギリスに留学中で慣れない環境ということもあり、自分のことで精一杯な日々を過ごしていました。
そんな状況の時に紹介され出会った一冊です。

この本は、第23回吉川英治文学新人賞受賞作でもあり、カテゴリは恋愛小説です。
「パイロットフィッシュ」からは、出会いと別れ、愛と感情、そして人間としての在り方や人間の姿そのもの、そして人間の交流を描き、今を生きゆく私たちの足元には数え切れないほどのパイロットフィッシュ(現在の自分を作り上げてくれた人々)が眠っていて、感謝の気持ちを忘れてはいけない。と教えてくれる一冊です。

さらに、どんな出会いでも、必ず意味があり、その先に繋がっていると気づかせてくれます。

- 豆知識 - パイロットフィッシュとは? -
アクアリウム業界用語の一つ。新しく水槽を立ち上げ時に、水槽の環境を魚が住みやすい環境を作ることを目的に魚を導入することを意味します。

自分らしさを取り戻す

バイブル本との出会いの部分でこの本を読む理由を少し描きましたが、ここではもう少し「パイロットフィッシュ」を読む理由を書きたいと思います。

忙しさゆえに自分の視野が狭くなり、周りに対しての振る舞いや言動が自分らしくないと感じた時に「パイロットフィッシュ」を読むことで、周りの環境があるからこそ今の自分が在り、周りがいなければ自分は成長できていなかったことを再確認でき、出会い一つ一つに改めて感謝しなければならないと感じさせてくれます。

結果的に、そう思えることで日々の一つ一つの出来事や出会いに感謝できるようになります。

最後にこんな方におすすめです

今回、僕のバイブル本として紹介した「パイロットフィッシュ」は2時間もあれば読めるほど、シンプルですらすらと読みやすい本です。
出会いとは何か、自分という存在はどんな出会いによって作り上げられてきたか振り返りたい方、また心を落ち着かせたい方にオススメです。

松野

過去記事:これが私のバイブル本!はこちら
第一回これが私のバイブル本!「自省録」ネットワークデザイン事業部高橋
第二回これが私のバイブル本!「アルケミスト 夢を旅した少年」グローバルマーケティング部 川添