2018-07-24

MORAINE初!男性社員の育児休業

皆さん、こんにちは。
ネットワークデザイン部の高橋です
西日本豪雨災害により被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
実は、私・・・今年の2月からMORAINE初となる男性社員による育児休業を取得し無事に復帰してまいりました。

実態

現代社会における男性の育児休業の取得率をご存知でしょうか?

厚生労働省が2018年5月30日に発表した「2017年度雇用均等基本調査」によると、 男性の育児休業取得率:5.14%(5年連続上昇) 女性の育児休業取得率:83.2%

5年連続で上昇とはなっていますが、5.14%・・・
取得出来たとしても育児に関わる男性が不当に解雇・降格されたり、必要な制度が取得できなかったり、低い評価を与えられる行為のことを「パタハラ(パタニティ・ハラスメント)」の被害が社会問題となっているようです。
上記のことだけでなく、他にもさまざまな要因から取得率が低いことは安易に想像できますね。

育児休業について

なぜ、私が育児休業を取得しようと思ったのか。
会社に育児休業を申し出た時、会社はどんな反応をしたのか赤裸々に綴りたいと思います。

なぜ取得しようと思ったのか。

2月に第二子が誕生し、上の子はイヤイヤ期真っ只中の3歳男の子。
退院直後の体調や環境の中、いきなり2人の面倒をみるのはハードなことは想定できました。
モレーンでは既に女性社員で育児休暇を取得している実績があったので、男性も休めるのかな?と思っていた。
※この時点では男性にも育児休業の制度があることは知りませんでした
総務に「男性の育児休業ってあるんですか?」って聞いたところ、
(総務)「あるよ!」と。
(自分)「あ、あるの!?」
まるで、ドラマHEROに出てくる田中要次さん演じるバーのマスターの返事のように即答でした。
その後は、育児休業取得に向けて総務から育児休業の制度の説明を受け。
次に業務の引き継ぎについて各部署と調整し、緊急時の連絡方法などを確認・・・
会社から全社員に向けて私が育児休業のお知らせメールが送信されました。
そのメールにの一文をご覧ください。


(省略)
今週より育児休業に入られました。
男性の育児休業は初めてのことですが、今後モレーンと致しましても対応して参ります。
(省略)
” (原文ママ)

実際、パタハラのようなものはあったのか?

今回、育児休業を取得した期間は家族で話しあい8週間取得させていただきましたが、その間、本来自分の業務であるタスクを他部署の方にお願いする事も多々有り、本来の業務の他にやることが増えるわけですから、実際迷惑をかけて申し訳ないという気持ちもありました。
当然、普段とは違う業務に戸惑い育児休業中の私に確認の連絡がくることもありました。
その際、育児休業中なのに連絡してしまって、申し訳ないという気持ちが強く伝わる中での確認の連絡・・・
私からしたら、本来の自分の業務とは違う仕事であり、十分な引き継ぎも出来ないなか結果的に任せっきりという認識もありましたので、とても謙虚な姿勢の対応に感動すら覚えたの今でも覚えています。

肝心のパタハラについては、

パタハラを感じることなど、なにもありませんでした。

復帰日

豊臣秀吉の辞世「露と落ち露と消えにし我身かな浪速のことも夢のまた夢」。
まさに、時間というは過ぎてしまえば、あっという間で育児に没頭していた8週間も過ぎてしまえば夢のようです。
上の子が幼稚園に入学したタイミングで職場復帰。
2ヶ月ぶりの復帰は、なんだかちょっと恥ずかしく、どんな顔して出社していいのかわからない照れくささもありました。。
2ヶ月ぶりの皆の反応は

「今日から復帰ですか!」
「お久しぶりです、元気でしたか?」
「待ってたぞ!」
と、温かい言葉で迎えてくれたのでした。

である社会と、する社会

現代社会を大きく分けると2つに分けられるといいます。
それは「である社会」と「する社会」。
「である社会」とは、
私は大企業の人間である。
私の○○である。(肩書き等を重視)
世界で見ても日本は「である社会」の傾向が強い印象です。
特に自分が何をしたいかよりも、とりあえず大企業に入りたいという学生達。
周りの友達に自分は○○の大企業に勤める人間”である”と言いたい人が多い。
「する社会」とは、
規模や肩書でなく、何をするか。
海外ではスタートアップ企業(新規事業領域を開拓する会社)がものすごい勢いで増えています。
まさしく、「する社会」の象徴のように感じています。
自分がどこに所属するかよりも、社会に対して何をするか?
じゃ、モレーンは?
モレーンは、感染管理の大衆化を目指す会社”である”が、 同時に、モレーンは働く社員のためになにを”する”かを考えてくれる会社だと思います。