2019-12-27

【世界!街並みランキングTOP3】

ブログをご覧の皆様、更新が遅くなっておりまして、大変失礼いたしました!
お待たせしておりました世界中を旅する佐々木さんのお勧めの国ランキング後編です!
前回の大自然ランキングの次は、街並みランキングです。どうぞ!

街並みランキング

さて、お次は街並みランキングです。
このランキングにある以外にも素敵な街はたくさんありますが、その中でも特徴があって素晴らしい場所を選びました。
第3位はベトナムの真ん中あたりにある古い港町、ホイアン。
この町は、夜には旧市街のあちこちに吊るされたランタンが灯され、とても幻想的な風景になります。
ホイアンの旧市街に灯されたランタン。
ランタンを売っているお店もたくさんあります。安くて、とても欲しかったのですが、日本とは電圧が違うので諦めました。
そんな旧市街には、雑貨はもちろん、オーダーメイドで服や靴が作れるお店が立ち並び、日本で既製品を買う値段とそんなに変わらない値段で作ってくれます。買い物をしたり、安くて美味しいベトナム料理を食べたり、川でボートに乗ったりと、一日中楽しめる場所です。また、旧市街から徒歩20分ほどの距離にはビーチもあるそうなので、もし旧市街に飽きたらそちらも行ってみてください。
昼間も異国情緒あふれる町です。
ちなみに、ホイアンから日帰りで行けるミーソン遺跡もおすすめです。
ミーソン遺跡は900年前の遺跡ですが、ベトナム戦争時に空爆で破壊されました。
今は順次復元作業が行われています。
ベトナムは比較的近いので行きやすく、異国情緒あふれる街並み、人は親切、物価は安い、食べ物は美味しい(パクチー苦手な人はごめんなさい)と4拍子揃っているのでおすすめです。次回はハノイにあるハロン湾に行きたいと思っています。
第2位にランクインしたのは、クロアチアの真ん中くらいにあるスプリト。
クロアチアはこの間のGWに行った、私にとって30番目の国です。クロアチアはどの街もすごく楽しかったので全部おすすめしたいのですが、今回は、どちらかというとマイナーだと思われるスプリトの紹介を。
首都ザグレブから飛行機で1時間ほどのこの街は、古代ローマ帝国のディオクレティアヌス皇帝が宮殿を建てた場所です。残念ながら、宮殿の上側はほとんど残っていませんが、1階と同じ間取りで造られたという地下宮殿が残っています。中世には人々が住んでいたと言われるこの地下宮殿は昨今清掃作業が続けられ、マーケットがあったり、倉庫になっていたりします。
地下宮殿の一部。街の人々が市場で売る花を保管したりしていました。
また、地中海に面した海辺にはレストランと屋台とヤシの木が並び、レストランで食事をしたり、サンドイッチを買って海辺のベンチで食べたりすることができます。食事は地中海料理のため、イタリア料理と似た味付けで日本人の口によく合いますし、港町なのでシーフードも絶品です。
沖合から見たスプリトの街並み。ヤシの木と中世の雰囲気を残した建物の後ろには山も見えます。
ちなみにこの後、私はフェリーに乗って、魔女の宅急便の町のモデルになったといわれるドブロブニクに向かいました。途中の島々もそれぞれ特徴ある街並みが見られたので、次回はぜひどれかの島に泊まってみたいと思います。
第1位はチェコの首都、プラハ。学校の音楽の授業で、作曲家スメタナの名前を聞いたことがある人は多いと思います。スメタナに聞き覚えがなくても、モルダウという曲には聞き覚えがあるでしょうか。このスメタナの故郷であり、モルダウという名前の川が流れるこの街は、赤い屋根が立ち並び、川の向こうにはプラハ城がそびえる、とても綺麗な街です。
昼間のプラハと、夕日の中のプラハ城。
ここは、夏のハイシーズンには音楽が街中に溢れます。路上で楽器を奏でたり歌を歌ったりする人たちがたくさんいるほか、小さな教会でもコンサートが開催され、それほど高くない値段でチケットが買えます。
プラハ城の正門前で演奏していた陽気なおじさんカルテット。
カラフルな教会のステンドグラス。
この他、雑貨類も可愛いものが多く、買い物がてらぶらぶらするのも楽しいです。この時買った、アーティストが一つ一つ手書きしているという財布は、私がいつも買うものと比べると少し値の張るものでしたが、それから何年も大切に使っています。チェコの人々はとても陽気でフレンドリーなので、楽しい旅行になること間違いなしです。

いろんな意味で良い経験になる国ランキング

さて、ここからは、いろいろと興味深い経験をした国をいくつかご紹介します。ランキングにしようとしたらアジアばかりになりました。
人生に刺激が足りないと感じている方、新しい価値観に触れて見聞を広めたいという方は、ぜひ行ってみてください。
第3位は中国です。
中国本土へは、これまでに2回行ったことがあります。一度目は観光で成都に、二度目は出張で武漢に行きました。中国は文化的に日本ととても近い国ですが、現地に行くと驚きの連続です。
中国といえばなんでも食べることで有名ですが、今回は私が中国で食べた変なものをいくつかご紹介します。
◆火鍋
成都を旅行した時は、現地に住む友人に火鍋に連れて行ってもらいました。せっかくの四川料理ですが、私は辛いものが苦手なので辛くないスープを頼んでもらいました。さて、いざ鍋が来て、テーブルには何が何だか分からない具材の数々。友人が、これは〇〇だよと言いながら鍋に入れていってくれるのですが、なんだか聞きなれない臓器の名前in Englishが多くてもはや覚えられませんでした。
とりあえず勧められたものは全部食べてみる、ということで一通り試してみましたが、どれも意外と美味しかったです。もちろん、四川の痺れる山椒が入ったカエルも食べました。でも、ウサギの脳みそを食べに行く?と言われた時は・・・さすがに断りました(汗)
◆ザリガニ
食べ物といえばもう一つ、ついこの間武漢に出張に行った時のこと。同行してくれた向こうの担当者が「ロブスターを食べに行こう!」と言うのでついて行ったら、出てきたものは明らかにロブスターより小さくて細い・・・これはもしや、ザリガニでは?!
というわけで、ザリガニ初体験でした。普通にエビみたいな味でしたが、あの大きな頭にはほとんど何も詰まっていなかったです。
さて、話を成都に戻します。
成都といえばパンダの保護区で有名ですね。日本では背中を向けて寝ているパンダしか見たことがなかったので、「動いてるパンダが見たい!」という私のリクエストに応えて、友人が連れて行ってくれました。パンダ達は、10:30までなら比較的動いているそうで、朝早く出発。
いましたいました、大きいのも小さいのもゴロゴロと。特に外でお昼寝中の赤ちゃんパンダはアイドル並みに大人気。お昼寝スペースの柵の周りにはたくさんの人が群がり、赤ちゃんパンダがちょっとこっちを見ただけで「キャー!」という黄色い声。お母さんを探しているのか、ずっと鳴き続けている赤ちゃんもいました。パンダも鳴くということを初めて知りました。
パンダに触ることはできませんでしたが(パンダの隣で写真を撮るには数万円かかるそうです)、一生分のパンダが見られて大満足でした。中国人でも見たことがない人が多いほど、地域限定の希少動物パンダ。成都でしかできない貴重な経験です。
第2位はミャンマーです。
数年前に民主化したことで観光客や外資が入るようになったこの国を、まだ民主化して間もない頃に旅行しました。時間的に行けたのはヤンゴンだけでしたが、街中の移動は、基本的に徒歩かタクシーです。バスも走っていますが、乗降口に立つお兄さんがミャンマー語で行き先を叫んでいるだけなので、観光客には難しい・・・。タクシーはたくさん走っていて捕まえやすいです。ただ、値段は交渉制なのでぼったくりにご注意を。
ヤンゴン郊外の大きな寺院、シュエダゴン・パゴダ。
広い敷地内で、ミャンマーの人々がお祈りしたりおしゃべりしたりデートしたりしていました。
まだ開国して間もなかった当時のヤンゴンですが、車やバイクは日本車が多く、バスは「入口」「出口」と書かれた日本のバスや韓国語の広告で車内がびっしりのバスがそのまま走っていました。道路は整備されていなくてデコボコしているものの意外に交通量は多かったです。
ヤンゴンの脇道で開かれているマーケット。
男性も女性も巻きスカートのような民族衣装「ロンジー」を着ていました。
ミャンマー語のメニュー。読めない・・・と思っていたら、なぜかアイスコーヒーだけ読めました。笑
私がミャンマーに行ったのは2013年末と2014年秋(実は2回行きました)。この1年の間だけでも、シュエダゴン・パゴダにATMが建ち並んでいたり、国外企業の看板が増えていたりと、かなり変わっていたのを感じました。今行くと、もっと変化があるかもしれません。次回行く時は、世界三大仏教遺跡のひとつと言われる「バガン」に行ってみたいです。
そして第1位は、「人生が変わる」「また行きたいと言う人と二度と行きたくないという人で分かれる」ことで有名なインド。ちなみに私が旅行したのはGWでしたが、後から聞いたところによると、4〜6月が一番暑いのだそうです。それ早く言ってよ・・・。インドなんて常に暑そうだから、いつ行っても大差ないと思っていました。
インドの特徴その1は、何よりまずその食べ物です。食事もおやつも、どれもこれも全部ぜんぶカレー味なのです。カレーはもとより、「ホットドッグ」として売られていたものの中身はタンドリーチキン、インド人の「おやつ」とガイドブックに書いてあったサモサ(大きい揚げワンタンのようなもの)も当然中身はカレー味で、電車の中でもらった、プリッツの大きくて太いバージョンのようなお菓子もカレー味でした。こうして香辛料で胃がやられ、お腹を壊しやすいコンディションになっていくのかもしれません。私はわりとどこの国でも現地の食べ物を食べられるタイプですが、旅行中に中華や和食が食べたいと思ったのは、後にも先にもインドだけです。
そして特徴その2は、ガイドやタクシーなどのキャッチがしつこいこと。頼んでもいないのに「案内してあげるよ〜」「説明してあげるよ〜」「靴預かっててあげるよ〜(靴を脱いで入るところ)」「写真撮ってあげるよ〜」と寄ってきて、断っても断ってもしつこいです。こちらも押しが強く図々しくなる必要があり、きっぱりと断る精神力の強さが求められました。
と、ここまでネガティブなことを書きましたが、良い思い出や面白かった思い出もあります。まず何より、タージマハルは本当に美しくて一見の価値ありです。インドは仏教、ヒンドゥー教、イスラム教と歴史の中で複数の宗教が入り混じってきた国なので、他にも場所によって、全く異なる建築様式の建物を見ることができます。
タージマハル。塔が3本工事中でしたが、本当に美しい建物でした。
アジャンタの石窟群。古代仏教の遺跡がそれぞれの洞窟内に残っています。
ジャイプール、別名「ピンクシティ」のピンクの宮殿。
そして、個人的に面白かった思い出は、かなり多くのインド人から写真を撮って欲しいと頼まれたことです。最初にそう言われたとき、カメラを受け取ろうと手を伸ばしたのですが、そうではなくて、私たちと一緒に撮りたいと言うのです。
インドの観光地には、インド人も多く訪れます。中には田舎に住んでいて外国人など見たことがなく、観光地にいる外国人が珍しいのだとか。外国人と一緒に写真を撮って、故郷に帰って自慢したいのだそうです。あまりに頻繁に声をかけられるので、まるでセレブになったかのような錯覚に陥ります。特に子供に声をかけられると断れませんでした。
かなり体力と神経を消耗したインドの旅。私は正直にいうと「二度と行きたくない」ほうですが、この国を旅した後の旅行ではどんなことがあっても動じなくなりました。たまたま同時期に旅行していた知人はものすごく楽しかったようなので、インドを楽しめるかどうかは本当に人によるのだと思います。
また、お決まりですが帰国後お腹を壊し、3週間ほぼ固形物が食べられなかったおかげ(?) で3kgも痩せることができ、さらに胃袋が小さくなったのか食べる量が減りその体重を維持できているので、ダイエットしたいけどなかなか痩せられない方に「インドダイエット」、おすすめです(笑)。
いかがだったでしょうか。書き始めたら書きたいことがたくさん出てきてしまい、一人で長々とブログを占領してしまいました。 まだまだ他にも紹介したい場所はありますが、今回はこの辺で失礼します。