2012-03-30

サイン会!

こんにちは。

今回は、関西支社の川添がブログを担当させていただきます。

大阪に引っ越してきて、1年半ほどが経ちました。関西圏にあまり友・知人がいないので、仕事以外の時間は一人で過ごすことが多いのですが、一人のときはだいたい、趣味のヨガスタジオ通いか書店通いをしています。

先日、その「書店通い」をしていたところ、何ともうれしいニュースを発見してしまいました。

大阪市内にある某大型書店に、安藤忠雄氏のサイン会の告知ポスターが貼ってあったのです!

安藤忠雄氏と言えば、大阪を拠点に世界中で活躍されている著名な建築家です。(大阪の茨木市にある「光の教会」や、香川県直島にある「地中美術館」、ご存知の方も多いと思います。)私は建築や設計に詳しいわけではないのですが、それらの建築は、ひと目見たら、いつまでもずっと忘れられないほど美しいものばかりです。

普段の私の性格は、どちらかというとのんびり落ち着いた性格で、それほどテンションが高くなることはないのですが、この告知ポスターを見た時ばかりはテンションが急激に上がってしまいました! 
サイン会があるのは3月下旬の日曜日だったのですが、「仕事は休みだから行ける!でもその日寝坊したらどうしよう…正装していくべきかしら…」など、たぶん私本人にとってしか重要でないことを、はやる気持ちを隠しながら、書店内のポスターの前で棒立ちになったまま、一生懸命考えていました。

そんなテンションでいたせいか、あるいは結局のところのんびり屋の性格のためなのか…サイン会の日付は確認したものの、時間をチェックするのを忘れてその日はそのまま帰宅してしまうという大失敗をしてしまいました…。書店のホームページで調べても、そのサイン会情報が載っていません…。書店に問い合わせをすればいいのですが、やはりここでものんびり屋の性格が顔をのぞかせたためか、「書店の開店時間から行ってれば、とにかく大丈夫!」と、日曜は書店の開店時間の朝10時に行くことにしました。

当日は寝坊もせず、いつもより少しだけ整った服装をして、朝10時に書店に到着しました。そこでポスターを確認するとサイン会は「14時」からとの記載が。そこから4時間、書店内の各フロアを行ったり来たり。普段は立ち寄らないようなコーナーにも行ってみて、普段の自分が知らない世界の広さを、その4時間存分に楽しみました。

14時になり、サイン会開始の時間になると続々と人が集まってきました。私も緊張しながら、本を両手に大切に持ってその列に並びました。

私の番になると、安藤氏は本にサインと、私の名前も入れてくださって、「色も付けとこうか」と、名前の横に色付けもして下さいました。写真がそのサインです。




この日は本当にうれしいイベントの日になり、ホクホクした顔で電車に乗って家に帰りました。寝坊しなくて本当に良かった…。


それにしても、サイン会を待つ4時間の間書店内を見ていて、自分の知らない素晴らしい世界が本当にたくさん、手の届くところに広がっているんだなぁと感じました。大阪に引っ越してから外出する機会がすっかり減ってしまったのですが、これからは行動範囲を広げて、たくさんの人に会い、自分の知らないことをもっともっと知りたいと思った1日でした。




川添